遺族の心の整理

通夜、葬儀、告別式の違い

日本のお葬式は、通夜、葬儀、告別式とこれらすべてを纏めてお葬式と呼んでいます。
皆様は、通夜、葬儀、告別式の違いをご存知ですか?
最近は、日本もあまりしきたりにこだわることも少なくなり、それぞれの意味を知らずにお葬式に出向くことも増えてきましたが、本来ではこれら三つにはそれぞれ異なる意味が
あるものとされてきました。

まずお通夜というのは、本来、親族や親しい者だけが、亡骸のそばに添い、線香を一晩中絶やさずに寄り添い故人の魂を静め、悼むという日でありますが、最近では告別式に参列出来ない方が、その代わりとして参列するもの、または最後のお別れをする場として考えられてきています。
葬儀というのは、宗教的な意味合いが強く、故人の魂をあの世へ送る儀とし、故人のためだけの儀式として考えられています。

最近の傾向では、葬儀の後すぐに告別式に移ります。
告別式は、親族や友人、知人が故人との最後のお別れをする式典として設けられています。
最近では、通夜にこの告別式の意味を重ねる方が増えてきており、告別式よりも通夜の参列者が増えるという逆転現象が起きてきております。
それに伴い、通夜の形態も若干異なってきており、通夜も参列者を待ってから僧侶を読んだり、焼香をあげたりするようになりました。
これから見れば、現代のお葬式は、本来の意味と若干異なる形式にあるように思えますが、お葬式が故人を悼み、魂を静めて供養する、そして遺された者の心の不安や哀しみをとくというのは今も昔も変わらないものです。

本来の意味や形式というのは勿論とても大切なものですが、一番大切なのはやはり故人に対するお悔やみの気持ちです。
それと同時に生についてもじっくりと考えることの出来る一時ともなるでしょう。
お葬式に参列する機会がある際は、悲しむのみではなく、一度このような事を考えながら触れてみるとまた違う意味のものを感じることが出来るかもしれませんね。

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